筋肉の主原料『ロイシン』の効果

ご覧いただきありがとうございます。

 

今回でアミノ酸シリーズは一先ず最後です!

その最後のテーマは!!

 

アミノ酸シリーズ 番外編

筋肉の主原料『ロイシン』の効果

 

【アミノ酸シリーズ一覧】

第1回「必須アミノ酸とその効果

第2回「“アミノ酸スコア”と必須アミノ酸の関係

第3回“アミノ酸プール”とアミノ酸スコアの関係

第4回「運動の源!筋肉の源!『BCAAの効果

第5回「アミノ酸の王様『EAAの効果

第6回「非必須アミノ酸のそれぞれの効果

番外編「筋肉の主原料『ロイシン』の効果」

ロイシンとは

→必須アミノ酸の1つ「ロイシン」これは筋肉をつくる主原料です。

そのためサプリメントのBCAA(バリン/ロイシン/イソロイシン)では

『特にロイシンが高配合されているものが良い』と言われることも。

ある研究では

・ホエイプロテイン(6.25g)+多量のロイシン(5.0g)

・ホエイプロテイン(25g)

で筋肉の合成率を比較したところ、効果は同等だったとのこと。

 

ロイシンの効果

筋肉の分解を抑制

筋肉の合成を促進

→筋肉の合成を促進させる働きをもつ『mTORを活性化』させる。

・筋肉の疲労を回復(筋肉痛・筋繊維損傷の軽減・最大収縮の増幅)

・耐糖能の向上(インスリン感受性の改善)

血糖値を正常に保つ力が上がる。

ロイシンの摂取量

・単体(サプリメント)で摂る場合:2~3g/回

肉や魚に多く含まれているため、極端に少なくなければ不足することはまずありません。

減量時は食事量が減るのでサプリメントの摂取が役立ちますね。

注意点

ロイシンを単体で摂る場合

血中のアミノ酸濃度が乏しい(タンパク質をあまり摂っていない)

なんと筋肉の分解も同時に促進してしまいます。

その場合は必ず食事やプロテイン(サプリメント)と同時に摂るようにしてください。

 

1ポイント アドバイス

ロイシンを摂っても変化を感じられない場合

代謝が上手くいっていない可能性があります。

その場合はビタミンB群を積極的に摂ってください。

オススメ食材

・肉全般(レバー系含む)

・魚(特にまぐろ)

・のり

・明太子

・舞茸

・ブロッコリー

・ピーマン 等

 

投稿者プロフィール

Yosuke Honjo
Yosuke Honjo理学療法士
RE-ALL FITNESSの栄養コンシェルジュ兼トレーナー
理学療法士であり『栄養学』に取り憑かれた男。もとは体重49kgのガリガリ。体重を増やすため過食。食道ヘルニアとなり挫折。そこから栄養の道へ進む。現在は10kg以上の増量に成功し、パワーリフティング選手として大会へ出場している。