睡眠不足が食欲に与える影響

仕事に炊事、洗濯に掃除。

その忙しい中でもトレーニングや趣味、ゆったりとした時間が欲しい。

そうするといつのまにか睡眠時間が減ってしまいますよね。

この睡眠不足、もちろん身体に良いことはないですが、特にダイエットをしている方は要注意です。

睡眠不足が食欲に与える影響

睡眠不足が食欲に与える影響は、1日の摂取カロリーが約300程度増えると言われています。

たった300と思ってはいけません。

1ヶ月に換算すれば約9000kcalにもなります。

ちなみに体脂肪1kgをカロリーに換算すると7200kcalです。

減量中ではただでさえお腹が減るのに、そこに睡眠不足も重なれば拍車がかかる一方です。

 

睡眠不足で食欲が増える理由

理由は大きくわけて2つ考えられます。

1.食欲に関するホルモンが増減して食欲を感じやすくなる。

睡眠時間が7時間未満では食欲促進ホルモン(グレリン)が増え、5時間未満では更に食欲抑制ホルモン(レプチン)が減ると言われています。

ある研究では、5時間前後の睡眠の人と、8時間睡眠の人とを比べた時、睡眠時間が少ない人だと食欲促進ホルモン(グレリン)が15%高く、食欲抑制ホルモン(レプチン)が15%低くなっていたと報告されています。

 

関連記事:食欲を抑えるホルモン「レプチン」

 

2.報酬系と言われている食欲(中毒化しやすい)が増大しやすい。

なぜ体脂肪はつきやすいのか」でもお話した、報酬系(快感によってその行動が強化される仕組み)を管理している脳の一部分が睡眠不足によって活性化されると言われています。

以上、この2つの影響によって、睡眠不足に陥ると食欲が増してしまう(空腹感が増大し、満腹感が減少する)と言われています。

 

睡眠時間の目安

様々な研究で7時間未満の場合、食欲が増大しやすいと言われています。

7時間以上を目安に睡眠をとることをオススメします。

※肥満体型で睡眠不足の方を対象にした研究では、睡眠時間を8.5時間まで延長したことで、ホルモンが作用する食欲が14%低下、報酬系が影響する食欲が62%低下したことが報告されています。

 

さいごに

睡眠不足が食欲に与える影響についてまとめました。

しかし、睡眠時間が確保できない以外にも”寝付きが悪い”、”中途覚醒してしまう”などの理由で睡眠不足になってしまう方も多いと思います。

そこで次回は睡眠の”質”を上げるための対策についてご紹介しようと思います。

投稿者プロフィール

Yosuke Honjo
Yosuke Honjo理学療法士
RE-ALL FITNESSの栄養コンシェルジュ兼トレーナー
理学療法士であり『栄養学』に取り憑かれた男。もとは体重49kgのガリガリ。体重を増やすため過食。食道ヘルニアとなり挫折。そこから栄養の道へ進む。現在は10kg以上の増量に成功し、パワーリフティング選手として大会へ出場している。