本当に必要なトレーニンググッズ3選~第2位~

ジムで使用するトレーニンググッズは様々ありますが

揃えるべきグッズの優先順位をご存じでしょうか?

「あれこれ買ったけど結局使う頻度が少なかった・・・」

「トレーニンググッズを揃えたいけど何を買えばいいのかわからない・・・」

など、そういった失敗やお悩みの解決の一つになればと思い

トレーニングの専門家がオススメする本当に必要なトレーニンググッズ3選をランキング形式で発表します!

注※ボディメイクや健康のためにトレーニングをしている方に向けたランキングです。

第2位「トレーニングベルト」

腹圧を高め腰部の安定感や、発揮できる力が上がることで
運動の質を高めることができるのが「トレーニングベルト」です。

それでは早速
「トレーニングベルトをオススメする理由」
「オススメのトレーニングベルト」
についてご説明させていただきます。

また、ベルトが特に必要となるのがスクワット・ベンチプレス・デッドリフト
ですので、併せて正しい使い方もご説明させていただきます。

トレーニングベルトをオススメする理由

「腹圧」は全てのトレーニングの柱であり、トレーニーは腹圧をコントロールできるようにならなければいけません。
Ⅰ.トレーニーの怪我で多い部位「腰部」の怪我を防ぐ
Ⅱ.運動の質が大幅アップ➡効果的・効率的にボディメイクを行える

しかし、多くのトレーニーはこの腹圧を上手くコントロールできていません。
「トレーニングベルトに頼りすぎると腹圧を強化できない」
これは半分正解で半分誤りです。

初心者の方は
「お腹に力をいれて!」といっても
お腹への意識が低いため「?」となるケースは多いです。

説明しても見せても、行わせても理解できないのであれば
腹圧の場合、トレーニングベルトがとても便利なツールになります。
腹圧を高めるために使用するのではなく、理解するために最初に使うのです。

そういった意味でも、これからご説明する内容をご理解いただき
是非トレーニングベルトを活用し安全に効率的にトレーニングしていただけると幸いです。

 

トレーニングベルトの巻き方

上記の画像のように、胸式呼吸をすると胸が上がりお腹が凹みます。その時のウエスト幅で絞めてください。
締めすぎもダメですが、緩すぎもダメです。
はじめのうちはトレーニングする中で種目ごとにあった丁度いい長さを見つけてください。
※お腹が膨らんでいる時や、安静時に巻いても効果はありません。

 

【腹圧の正しいかけ方】

ただベルトを巻いてトレーニングを行っても、ベルトの効果はありません。
むしろ反り腰になって腰を痛めるだけです。

[step1/2を同時に行う]
●大きく息を吸います(胸式呼吸
●吸いきると同時に、グッとお腹に力をいれる
+顎を引いてください。
この状態を保持したまま動作を始めます。
※ウェイトトレーニングをする方にとって必ず覚えるべき動作なので是非習得してください。

↓インスタグラムに動画を載せたのでよろしければどうぞ↓

 

オススメのトレーニングベルト

ベルトの種類は大きく分けて4種類ほどあります。

 

トレーニングベルト(革製)

背中側の幅が広く、お腹側にかけて幅が狭くなるタイプのベルトです。

これが最もメジャーなベルトではないでしょうか。
メジャーなベルトではありますが、あまりオススメはできません

[メリット]
・お腹側が細くなっているため、ベルトによるサポート力は強くない
・ベルトの圧迫による苦しさが少ないため、高回数行うトレーニングの時に良い
・ベルトのサポートをそこまで受けたくない(必要としない)トレーニングの時に良い
・深くしゃがむ必要があるハイバー・スクワットのときは窮屈感が少ない

[デメリット]
・このベルトのメリットがデメリット
➡お腹側が細いため、均一に圧がかからず、本来のトレーニングベルトとしての役割を全て発揮できていない

 

トレーニングベルト(マジックテープ式)

ナイロンで作られているこういったベルトは最近ジムでよく見かけるようになった気がします。
初心者用として取り上げられていますが、私が一番オススメするベルトはこれです。

[メリット]
・軽くて持ち運びが楽
・洗える
安価
・革製のトレーニングベルトと比べてお腹側の幅が広いため圧が均一にかかる(パワーベルトと比べると↓)
・マジックテープ式のベルトは締め付けの加減が自由自在におこなえ、体重の増減による使用感の変化がない

[デメリット]
・マジックテープのため、他のベルトと比べて消耗品
・素材が柔らかいためパワーベルトと比べるとサポート力は劣る

※購入時の注意点※
大きめのサイズを選んでください
マジックテープで固定するので小さいサイズを使用した場合、マジックテープの接着面が少ないことで動作中に外れる可能性があります。
また小さいサイズの場合、革製と同様にお腹側が細くなってしまうためオススメできません。

 

パワーベルト(ピン式/フック式)

※写真はピン式(2ピン)のパワーベルトです。

均一の幅になっているパワーベルトは高重量でトレーニングするトレーニーにとってマストといってもいいでしょう。

パワーベルトにはピン式とフック式の2種類あります。

さらにピン式にも1ピン、2ピンとあり2ピンがメジャーです。
差といったら1ピンの方が止めるのが楽くらいでしょうか。

フック式は次のレバーアクションのベルトと構造上は似ていますのでそちらをご参照ください。

[メリット]
・均一の幅のため固定力が抜群に強い
・次のレバーアクションタイプと比べると値段はお手頃のためステップアップ用のベルトに最適
・最高に格好いい(※個人的意見です)

[デメリット]
・重い、大きいため持ち運びが不便
・お腹にかかる圧が上記2つのベルトと比べて強いため
高回数行うトレーニングではベルトのピンを調整しないと息がもたない

パワーリフティングでは機能的なレバーアクションタイプが圧倒的に人気ですが
このラギット感にはレバーアクションタイプも到底勝つことはできないと個人的には思います。

※購入時の注意点※
最低でも10mm以上の厚みがあるベルトを選んでください(オススメは13mm)
厚みのないパワーベルトを購入するのであればマジックテープ式のベルトで十分です。

 

パワーベルト(レバーアクション)

レバーアクションタイプのパワーベルトはパワーリフティングや高重量トレーニングを行う方の所持率が断トツ1位ではないでしょうか。

[メリット]
・てこの原理で、びっくりするくらい簡単に強い締め付けが可能
➡今まで革製のベルトを使用していた方であれば
パワーベルトに変えただけでスクワットやデッドリフトのMaxは大概上がります。
・締め付ける、緩めるの動作に1秒もかからない
➡パワーリフティング競技に出る、高重量でトレーニングする方にとっては
開始までの集中力の維持や体力の温存をするうえでとても重要です。

[デメリット]
・重い、大きいため持ち運びが不便
・お腹にかかる圧が断トツで強いため
高回数行うトレーニングではベルトのピンを調整しないと息がもたない
※締め付けがとにかく強いので、トレーニング中に肋骨が折れた経験のある知り合いがいます
・SBD製のベルトは締め付けの微調整が可能ですが、多くのレバーアクションベルトは微調整できません。
そのため体重の増減や食後の場合は要注意です。
(正確にはできるのですが、ドライバーを使って穴の位置を変えるという手間があります)
・高品質のレバーアクションベルトは高価(特にSBD製のベルトは盗難に注意です)

※購入時の注意点※
最低でも10mm以上の厚みがあるベルトを選んでください(オススメは13mm)
厚みのないパワーベルトを購入するのであればマジックテープ式のベルトで十分です。

 

まとめ

●オールラウンドに使用したい方はマジックテープ式のベルト

●高重量メインで使用したい方は各種パワーベルト

ご参考になれば幸いです。

投稿者プロフィール

Yutaro Masuda
Yutaro Masuda理学療法士
理学療法士として幾多の臨床経験を経て2020年に『RE-ALL FITNESS』を設立。
もともとは体重100kgオーバーの大食漢。腕立ても腹筋も出来ない男がアメリカンフットボールに出会ったことをきっかけにトレーニングを始める。やめてからはパワーリフティングに転向し、トレーニングに明け暮れる2児の父親。