運動による鎮痛作用
前回の投稿の最後に「運動による鎮痛作用」について少し触れましたが
そのことで質問があったので、簡単ではありますがお話しようと思います(^_^)♪
例えば、腰が痛いとします。
そうすると痛みのある部位から脳へ痛みの情報が送られます。
つまり、腰の痛みは腰で感じているのではなく、脳で感じています。
一方で、その痛みの情報を抑える機能もあります。
脳内にはドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンといった神経伝達物質があり
それらが活性化すると、その痛みの情報を抑え、鎮痛作用の役割をもちます。
そしてこれらの物質は運動を行うことで更に活性化されます。
運動によって血流が改善されたり、こわばった筋肉がほぐれたりとこれらも痛みが軽減する要因にはなりますが
特に、痛みの信号を抑えるこれらの神経伝達物質の活性化による鎮痛作用の影響はとても大きいです。
サッカー選手が試合後に骨折に気づいたなんて話を聞いたことがあると思います。
それだけこれら神経伝達物質の作用は強大ということです。
ちなみに、これらの物質は無気力な方にもとても良い影響があり
運動によって分泌が促されると気持ちの変化を起こしやすくします!
外出頻度が減って無気力になりがちな今だからこそ、運動の重要性が問われるときですね(^^)
ただし、痛みにせよ無気力にせよ重要なのは運動を楽しむことです!
「やりたくない」
「つまらない」
「面倒くさい」などなど
ネガティブな気持ちの中で運動を行ってもこれらの物質の分泌は効率よく促されません。
一方で、痛みの要因によって動くことが推奨される方と推奨されない方もいます。
そのため、「痛みのある方はどんどん動いてください」とは簡単には言えないのが心苦しいところではあります。
まずは痛みでお悩みの方は、一度ご相談ください(^^)
お客様の目標を第一に、身体のかたさや、筋力、痛みの有無などを考慮し
最も適した運動プログラムを組み立てていきますのでご安心ください。
投稿者プロフィール
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理学療法士として幾多の臨床経験を経て2020年に『RE-ALL FITNESS』を設立。
もともとは体重100kgオーバーの大食漢。腕立ても腹筋も出来ない男がアメリカンフットボールに出会ったことをきっかけにトレーニングを始める。やめてからはパワーリフティングに転向し、トレーニングに明け暮れる2児の父親。
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