『受け身』の疾病予防から『攻め』の疾病予防へ!

ご覧いただきありがとうございます。

これからご紹介する内容はお客様に許可を得て掲載させていただいております。

 

変形性膝関節症によって生活が困難となり病院を受診

↓の膝の画像はその際に撮ったもので、お医者様に手術を宣告されました。

全てはそれがキッカケとなり、当ジムのご利用を開始しました。

そして、↓の画像は当ジムでパーソナルトレーニングを行い

再度、同じ病院で再検査した時の膝の画像です。

画像の見方がわからなくても、直感的に見てどう思うでしょうか。

同じ方の脚に見えるでしょうか。

この画像を見たお医者様はとても驚いた顔をして

『●●●さん。これなら手術しなくていいですよ。それにしても凄い筋肉がつきましたね』と言ったそうです。

 

画像の詳しい説明は話が脱線してしまうので要点だけお話しますと

パーソナルトレーニングで重点的に行ったことは『筋力トレーニング』そして『食事管理』のみです。

そして行った運動は『膝にかかる負担を軽減する筋肉(動作)』を重点的に強化しました。

その結果、症状が軽減・改善されました。

一番見てわかりやすい部分ですと 』の部分に顕著な筋肥大がみられます。

また、緑色の線と、青色の線大腿脛骨角(FTA)を見ているのですが(詳細は下図参照)、正常の範囲は約175°です。

介入前のお客様のFTAは175°を優に超えています。この状態が続いていたら、膝の症状は悪化の一途をたどったことでしょう。

介入後、お客様は熱心にトレーニングに励み、その結果、FTAが正常の範囲に戻っていきました。

そうなったことで関節への負担は減り、痛みが軽減したと考察できます。

なんだか怪しい広告みたいな話に聞こえると思いますが

膝関節の負担を減らす筋肉(動作)を強化していけば改善が見込めるケースは多々あります

 

当ジムは『ダイエット』や『筋肉量アップ』、『競技パフォーマンスの向上』といったことは勿論のこと

理学療法士として患者様の社会復帰に数多く携わってきた経験も強みとしていますので

今回のケースのような整形疾患のあるお客様のトレーニングにも対応可能です。

『受け身』の疾病予防から『攻め』の疾病予防へ!

痛みに対しての処置(選択)の多くは

『安静』『マッサージ』『ストレッチ』が一般的だと思います。

しかし今回のケース『変形性膝関節症』の原因は

①筋力低下/②加齢/③過体重が殆どです。

つまり自身の食習慣や運動習慣を見直せば、その多くは防ぐことができるのです。

 

更に言えば、変形性膝関節症に限らず、生活習慣病由来の病気や

腰痛、肩痛などの整形疾患なども上記の習慣を正しく見直せば、その多くは防げます。

 

痛みが起きた原因が自身の習慣であるのならば

第一の選択肢は『安静』や『マッサージ』などではありません。

習慣の改善です。

 

マッサージやストレッチは、習慣の改善と並行して行うことで意味をなします。

 

私が切に願う疾病予防に対する想いは唯一。

『受け身の疾病予防ではなく、自らが動く攻めの疾病予防』です。

 

日本のフィットネスへの関心は世界レベルで見て”低い”

世界のフィットネスクラブ参加率はアメリカが20%日本は3%だそうです。

医療の発展に伴い、人生100年時代となった今、平均寿命は伸びていますが健康寿命はトホホの現状です。

 

ここまで差がある原因の一つには日本の保険制度の手厚さがあると考えます。

以前、仕事でアメリカのフィットネス業界の一線で働いている方のお話を聞いたことがありますが、まったく同じことを話していました。

アメリカは日本の保険制度のような手厚い補助を受けられないので、健康管理についての関心が高い方が多いようです。

 

保険制度が手厚いことで不便になることはありませんが、そのぶん病院が身近な存在となり

結果、”健康管理への関心”が低くなっていると考えると悪い面も少なからずあるでしょう。

人生100年時代、歩く、風呂に入る、トイレに行くなどの日常生活動作ができて

美味しいものを食べたり、遊びに行ったりと自分の好きなことがいつまでも続けていけるように

受け身の疾病予防ではなく、自らが動く攻めの疾病予防が必要です。

投稿者プロフィール

Yutaro Masuda
Yutaro Masuda理学療法士
理学療法士として幾多の臨床経験を経て2020年に『RE-ALL FITNESS』を設立。
もともとは体重100kgオーバーの大食漢。腕立ても腹筋も出来ない男がアメリカンフットボールに出会ったことをきっかけにトレーニングを始める。やめてからはパワーリフティングに転向し、トレーニングに明け暮れる2児の父親。